NO END SUMMER

NO END SUMMER

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角松敏生

2016-06-30

デビュー作の一番未熟だったボーカル部分を録り直して角松自身がリマスタリングしたという珍しいリメイク作品。
ボーカルはもちろん当然なのだが、ベースの太さやバスドラの重さ、ブラスのキレ等かなり全体的なグルーヴが向上していてしっかり今の時代に聴ける音になっているのが嬉しい。
イントロのピアノからメランコリックな気分になる◎②「Elena」は田中章弘のベースもぶっとい最上級なメロウグルーヴ。タメの効いたドラムは上原裕。オリジナルのアレンジは名手、清水信之によるもの。
松原正樹のカッティングと後藤次利のベースラインが引っ張る夏っぽさ全開の○③「Summer Babe」後半の佐藤準によるキーボードソロも軽やかに。
夏へのっ、歌、ばっかりっさ!
④「Surf Break」EPOとのデュエットでちょっとブレイクした後は、ホーン隊が暴れまわるデビュー曲の◎⑤「YOKOHAMA Twilight Time」で横浜の夜景に、ベィ〜ベ〜!
後半のバラード攻勢には少々眩暈がしてくるような感覚が…
ラストの未発表曲は可もなく不可もなくといったところ。(デンゼル)